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海外赴任の給料公開!海外駐在員は本当に裕福なのか?

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どうも、フロシアンテです。


タイへの出向を言い渡されて約二ヶ月、ようやく海外赴任先での給与がわかりました!
そんなわけで今回は海外駐在員の給料大公開!ぶっちゃけ海外駐在員っていくらもらってるの?どうなの?ってのを書いていきます!

 

 

自分の職種、役職やら

まず前提として自分がどんな職種、肩書で海外赴任するのか書いていきます。外資系超一流企業の社長としていくのと中小企業の平社員じゃ全然違いますからね。

  • 職種 地方の製造業の事務方
  • 役職 役職なし(要はただの平社員)

ごくごく普通の三流大卒(文系)のアラサー会社員です。新卒で入社してます。

 

海外駐在前の給与は?

まずは海外赴任前、国内で働いていたときの給与を公開!

  • 残業代込で月に35万円位
  • 残業代含めないと26万円位

これは額面の金額です。手取りだとここからがっつり色々と引かれてます。
8~9万位引かれてたかな。なので手元に残るお金は18~27万位ですね。

ちなみに私が勤めている会社は家賃補助などは一切ないのでここから更に生活していくための費用が持ってかれます・・・

 

んで、海外駐在員の給与は?

さてさて気になる海外出向後の給与の発表です。

現地法人から現地通貨(タイバーツ)で、日本法人から円で、両方から支給されます。
具体的な金額としては、

  • タイバーツ給与で約85,000バーツ・・・日本円にすると25~26万円(1バーツは3円くらい)
  • 日本円給与で約25万円
  • 合計約50万円分

これは額面の金額です。手取りだと合計40万円くらいになりそう。

なぜ現地通貨と円の両方で支給になるかというと、日本円だけ支給されても現地通貨がないと生活ができないし、現地通貨だけの支給だと日本への帰国時に為替レートが大きく円高になっていると大損してしまうかららしいです。

この金額だけ見ると「駐在員は給料約2倍!めっちゃ増えるじゃん!」って思うかもしれませんが、そんなに甘くないっす。お決まりの落とし穴が用意されてます。そのへんは後述しますね。

 

海外駐在員の給与計算方法

給与体系がどのようになっているかを書いていきます。と言っても具体的な計算式とかはわからなかったですが。

私の勤めている会社は購買力補償方式というものを採用していました。
『日本にいるのと同様の購買力を補償する』というもので、海外駐在になったからって得も損もさせないよって考え方らしいです。

確かにタイバーツで支給される給与の金額は日本でもらってた給与(残業含めない時)と同じくらいの金額ですね。

でも『購買力』って曖昧な感じだし、国によって物価違うしどうなんでしょうね。

人事に聞いても詳しい具体的な数字での給与計算方法は第三者機関である外部コンサルタントの調査資料をもとにしてるそうで、わからないとのこと。

とりあえずYESマンサラリーマンしとくしかなかったです。

日本円で支給される給与は、給与というより手当てという考えかたのようです。

 

その他の会社から海外駐在員への補助等

海外駐在員は家賃手当が手厚い

タイ駐在中は家賃の補助が出ます。ただし一定の金額までで、それを超えた金額は自己負担です。

 といっても日本円にして20万円分くらい出るのでプチ富豪気分が味わえます。

詳しくはタイ駐在の生活について書いた記事を書いたのでどうぞ。

www.sirakaba-n.com

 

海外駐在員は一時帰国の交通費が出る(1年半に1回)

一年半に一回だけ日本に一時帰国する権利がもらえます。そのときは一週間の休みと交通費の補助が出ます。

しかし、これは裏を返せば年末年始や葬儀、結婚式といった慶弔関係で帰ろうとしても一時帰国の権利を得てなかったり使ってしまっていた場合は交通費の補助は自己負担となるということです。

※一時帰国の権利がなくても日本に来ることは可能です。ただし交通費補助はでませんし、休暇が取れなくては帰国は許されません。

 

海外駐在員は海外医療保険に入れる

会社負担で医療保険に加入できます。というより気づいたら勝手に加入されてるようです。(会社によるみたいですけど)

そのおかげで病院はタダで使い放題!(使う場面に遭遇しないほうがいいんですけどね笑)

ただし、歯は保険適用外です!全額実費です!なので、日本よりめちゃバカ高額です!

向こうで歯医者にかからないように歯は治療してから出向することをおすすめします!

 

危険地域へ海外赴任する場合は更に手当が付く

タイでは支給対象外でしたが危険地域への出向の場合、手当がでます。ハードシップ手当という名前らしい。

たしか中東とか南米、アフリカが対象だったかな。

 

海外駐在の落とし穴

海外駐在員はハードワークでサービス残業

残業しても休日出勤しても残業代や休日出勤手当などは一切出ません!そう、いわゆるみなし残業ってやつです。

じゃあ、実際どんぐらいの業務量なのか?っていうと、私の前任者から話を聞くと『朝六時に会社(強制労働施設)へ連行される車が来て7時過ぎ〜22時過ぎまで仕事、家につくのは日付変更線付近』らしい。

繁忙期は家に帰るのは2、3時になり休日出勤もあるとのこと、、、まさに社畜!治外法権なので日本の労働の法に縛られずどこまでも社畜道を極められるのです!

うーん、無理!これって時給換算したら日本にいるときと給与変わんないんじゃ、、、

てかこんなハードワーク耐えられません! 

→実際、赴任してみたらこの通りでしたw

でも会社にもよりますね、取引先さんは毎日6時には仕事終わって帰ってたし。

 

海外駐在員は仕事の付き合いで支出が多い

仕事の付き合いで毎週土曜は潰れるとのこと。何するかっていうとゴルフ、飯、カラオケ、飲みというコンボ。

しかもこの費用が自腹

一ヶ月で3〜4万バーツ(日本円で約9〜12万円)もこの付き合いだけで飛んでいくらしい。

更に月に数回日本からの出張者のアテンドがあり、その日数分×4000バーツくらいは自腹負担が発生。

※アテンドというのは日本からの出張者へのおもてなしみたいなもんです。空港、ホテル、会社への送迎やご飯、お酒の席、夜の街などなど様々。まぁ、「付き合い」ってやつです。

つまり仕事の付き合いだけで4、5万バーツ(約12万〜15万円)ほど自腹で負担しなくてはならないわけです。

oh...日本にいるときはこんな付合いなかったのに、、、

→これも実際赴任してみたらこの通りでした。付き合いを完全拒否する度胸があるならお金はかなり余裕ができます。 

 

海外駐在の給料についてまとめ

給料は確かに増える。ただし!仕事の付き合いで消える分もめちゃ大きいし、仕事量多いしで効率は悪いよ!

まぁ、これは私の場合なので他の職種、会社、役職だと違ってくるんでしょう。取引先さんの話だと仕事はほぼ毎日6時過ぎに終わるし、付合いもほどほど、だけど給料は良いってとこもあるようなので。

 

う〜ん、これはある程度経験積ませてもらったら転職かな笑

→ほんとに転職しちゃいました!!!転職活動のことについても書いてますんで良かったらどうぞ!

 

 

関連記事①:実際に駐在してから経験したタイでの生活面に関して書いてます。住む家とか住宅補助、物価、移動手段などなど。

sirakaba-n.hatenablog.jp

 

関連記事②:実際に海外赴任して「これあった方が良かった!」的なものまとめてみました。

sirakaba-n.hatenablog.jp