どうも、フロシアンテです。
タイに駐在することになったと友人に言ったところ「天国じゃん!」と言われて、赴任前は「んな甘くないだろ~・・・」とか思ってたけど、いざ行ってみたら仕事以外は快適すぎて、やっぱり天国でした!
うん!仕事以外はね笑
弊社の仕事はやばみ溢れすぎだけど、生活面は控えめに言って超絶快適だったので、何がそんなに快適なの?ってのを今回は書いてこうと思います!
もし今後出向を言い渡されてタイに赴任する人がいたら参考になれば幸いです!
- 海外駐在員は給料が良い
- 海外駐在員になると良い家に住める
- しかもその家がタダで住める!(海外駐在員は家賃補助が手厚い)
- 海外駐在員の通勤はドライバー付き
- 海外駐在中の交通面も困らない
- 食に関しても日本料理屋がたくさんあるので困らない
- バンコクは開発が進んでて大都会
- タイは物価が安い!(ものにもよるけど)
- 海外駐在員は仕事ヒマ(な人もいるらしい)
- 海外駐在位はほぼ家事をしなくていい
- 技術(サービス)が普及している
- 意外に治安が良い(スクンビットのアソーク、プロンポン、トンロー地区)
- 日本語が通じる病院がある
- 海外駐在員は良い、でもこんな現実もある
- まとめると『タイ駐在の生活面は最高、仕事面は会社による』
海外駐在員は給料が良い
日本にいるときよりグッと上がります。(正直もっとよくなるかと期待してたけど・・・)
ただ、給料ってだけじゃなく住宅補助が出るのが大きい。
私の所属している会社は日本にいるとき住宅補助なくて、全額自腹だったんだけど、海外転勤になったら家賃は全額補助になりました。
あと住民税ね!住民票を抜いて(国外転出みたいなの)1月1日時点で海外在住だと、次の年度から(だったかな?)住民税がかからないので、その分節約になります。
ただし、ふるさと納税の恩恵は受けられなくなるのでご注意を!私はふるさと納税したあとに海外赴任を言い渡されたので、全く控除が受けられませんでした。
給料について具体的にいくらくらいもらえたのって話は赴任前に下記記事で書きました。
海外駐在員になると良い家に住める
やべぇっす。
プール、ジム、サウナ付き。クイーン?キング?サイズのベッド、大型テレビ、ソファ、テーブル、食器、冷蔵庫、電子レンジ、クーラー、WIFIなど家具・家電も全部付いてます。
しかもお手伝いさんが週に何回かシーツ・タオルなどリネンの交換、部屋の掃除をしてくれます。
いわゆるメイドサービスです!(おばちゃんだけどね笑)
他にもクリーニング60着/月、飲料水500mlペット×60本、日本のテレビが見れるとかオプションも付けられます。
まさにトランク1つで海外生活をスタートできちゃいます!
しかもその家がタダで住める!(海外駐在員は家賃補助が手厚い)
5、6万バーツくらい補助出ました!日本円にすると15~20万円くらいですかね。
単身でこの金額。やべぇ。
家族帯同で出向すると子供の数にもよるけど+1万弱バーツくらい増えた気がする。
ちなみに家賃補助と書きましたが、その中に光熱費や、先ほど書いたクリーニングなどのオプションも含ませることが可能です。
物件によっては家賃に電気代、ネット代、水道代、その他オプションが家賃に含んでたり、含んでなかったりしますが、不動産屋(日本人)に交渉すれば家賃に含ませることができます。
家賃に含ませることで会社の家賃補助の対象になるので、食事代以外の生活費はかかりません。
例を記すとこんなかんじです↓
- 家賃(水道使い放題代、ネット代、週2回の掃除、リネン交換込み):45000バーツ
- 電気代:2500バーツ(※)
- クリーニング30着/月:1500バーツ
- 飲料水500mlペットボトル60本/月:600バーツ
- 日本のテレビ番組を見れるようにする:4000バーツ
合計:53600バーツ
↓
会社補助が53600バーツ以上なら、これがタダで住める!
※電気代2500バーツを超えた分は追加支払い。オール電化なのでガス代はなし。
補足:タイの賃貸の形態
ちょっと補足でタイの賃貸の形態について書いておきます。
タイの賃貸物件は『サービスアパート』、『アパート』、『コンドミニアム』の3パターンがあります。それぞれ解説していきますね。
『サービスアパート』
最初から部屋の掃除、リネン交換などのメイドサービスがついている形態です。ホテルみたいなもんです。
建物一棟丸ごとを会社、オーナーが管理しているのでエアコンの故障など不具合が起きた時の対応が早いです。管理会社の評判は不動産屋に聞いてみると良いです。
- メリット:最初からいろんなサービスが付いてるので楽。トラブルにも強い。
- デメリット:値段高め
『アパート』
こちらは部屋の掃除、リネン交換などのメイドサービスがついていない形態です。別途料金を支払えば上記のサービスアパート化することが可能です。
(アパート側が別料金でメイドサービスを用意しているパターンと、自分で探さなきゃいけないパターン有り。)
こちらもサービスアパート同様に建物一棟を会社、個人が管理しているので、トラブルの対応は早め。
- メリット:掃除とかメイドサービスがいらないならサービスアパートより家賃を抑えられる。
- デメリット:メイドサービスつけるとサービスアパートと変わらない家賃になる。自分でメイドサービスを探さなきゃいけない場合、面倒。
『コンドミニアム』
こちらは家賃に部屋の掃除、リネン交換などのメイドサービスがついていなく、部屋ごとにオーナーさんが異なります。分譲マンションみたいな感じですかね。
なのでメイドサービスは自分で手配しないといけないですし、トラブルがあった際もその部屋のオーナーさんと交渉を行わなくてはならないので、解決のスピードが遅いです。(オーナーさんは大抵外国人。)
- メリット:何もサービスをつけなければ家賃を抑えられる。
- デメリット:トラブルに弱い。
私はサービスアパートを契約していました。
なぜサービスアパートにしたかというと、
- 何かトラブルがあった時に楽
- 自分でメイドサービスを契約するのが面倒だった
- メイドサービス側のトラブルも一括でサービスアパート側が責任持つ格好なので、何かあった時に楽だし、そもそもトラブルが起こりにくいと思った。
実際ものが取られたり、小銭が消えてるなんてこともなかったです。チップも不要でした。
こんなプールが大抵ついてます!
海外駐在員の通勤はドライバー付き
会社までドライバー付きの車で送迎があります。まぁ、送迎がないと通勤できないです笑
あの交通マナーの中を運転できる気がしない笑
会社の帰りに飲みに行ったりするときもお店まで送ってくれるし、終わったら迎えに来てくれます。
土日に遠出したいときはプライベート利用でお願いしてもOKです。たまーに断られるけど。
朝5時とかでも来てくれます。ドライバーさん働きすぎやろ。
海外駐在中の交通面も困らない
ちょっと移動するにもタクシーすぐつかまるし、そのタクシーの料金が安い。
初乗り1キロまで35バーツ(約120円)。家から空港まで25キロくらいあったと思うけど料金は300バーツ(約1000円)かからなかったですからね。
暑いからってのもあるけど10分以上歩くならタクシーつかまえますね。
注意点としては観光名所の近くで待っているタクシーは大体メーター使わないでぼったくってきます。その場合、ちょっと歩いて流しのタクシーをつかまえた方が良いです。
近い距離で渋滞回避したいならバイタク(バイクタクシー)使えば早いです。
ただ、ヘルメットがないことがほとんどなので事故ったときにやばいです。
メーターもないので相場価格を知らないとぼられやすいです。ぼられても大した金額じゃない(100円が200円になるくらい)ですけど。
相場としては大体1駅区間の距離で20バーツくらいかな。
他にもBTSっていうモノレールみたいなのと、MRT(地下鉄)、ARL(電車)もあります。
アユタヤまでちょっと観光!とか、大きい荷物の買い物する!とかゴルフ行く!とかはドライバーさんにお願いすれば連れてってくれます。
食に関しても日本料理屋がたくさんあるので困らない
バンコクは飲食店も多いです。特に私の住んでいたエリアは日本人が多く住む地区で、日本食屋もめちゃくちゃたくさんありました。
タイ料理が口に合わないという方でも、日本食が普通に食べれるのでまったく問題ないです。
バンコクは開発が進んでて大都会
マジ大都会バンコク。
私は日本にいるとき、まぁまぁ田舎に住んでいたのですが、そんな田舎よりは遥かに便利です。
バンコクではスクンビット(駅でいうとアソーク、プロンポン、トンロー周辺)という、所謂日本人街みたいなとこに住んでいましたが、家の近所に飲食店あるし、スーパーもあるし、セブンめっちゃあるし、漫画喫茶もあるしでバンコクの完勝です。
バンコクより都会なのって日本では東京と大阪くらいじゃないかな?
タイは物価が安い!(ものにもよるけど)
大都会なのに物価が安い!
物価にも色々カテゴリーがあると思うので、それぞれ書いていきます。
『食べ物、飲み物編』
安いっす。タイ料理で庶民が行くような(ちょっと汚い)とこだと1食100バーツ(340円くらい)もしません。外観とかクーラーなかったりで最初は入るの抵抗あるかもだけど、一度入ってなれてしまえばなんのことはありません。
私はちょくちょくガパオ屋にいってました。辛すぎず、美味しいし安かったので。ガパオにコーラつけて80バーツくらいだったと思う。↓
コンビニのジュース(コーラとかカルピス、エナジードリンク系など)も1本15バーツ(50円くらい)ほどとかなり安いです。
カップめんやサンドイッチも15バーツくらい。ただしおにぎりとか日本ぽいものはちょっと高くて日本で買うのとあんま変わらないです。その割にあんま美味しくないっていう笑
アイスも安くて15~35バーツくらい。買いだめしてました。味もおいしいですよ!ハーゲンダッツもあるけど日本と同じ位の値段です。
あとタイでは日本と違って、コンビニもスーパーも値段がそんなに変わりません。
『タイ名物編』
タイといえばマッサージが有名ですが、1時間250バーツ(約850円)くらいでフットマッサージやタイ古式マッサージが受けられます。
爆安です。日本では考えられない価格。
服も安いです。Tシャツ1枚100バーツ(340円)くらいです。カオサン通りなどでよくパロディTシャツが売ってます。お土産に買っていったりする人も結構いますね。
『駐在での付き合い編』
駐在すると付き合いでゴルフに行かなきゃいけないこともあると思います。ゴルフの値段は大体3000~4000バーツくらいですかね(プレー代2500バーツくらい+カート代700バーツ+キャディーさん代300バーツ)。
日本のゴルフ代と変わらないくらいかもしれませんが、プレーヤー1人につきキャディさん1人、カートが1台つく豪華なゴルフができます。カートなしだとは暑くてやってられません。
あと、タイではクラブタイランドというサービスがあるのですが、ゴルフやるなら必須です。
大抵の駐在員は会員になってます。これがあるとゴルフ代が数百バーツ安くなります。
他にも出張者が来たりするとアテンドという接待みたいな夜の付き合いが発生します。私の場合、日本食料理屋で飲み(約1500バーツ/人)、二次会でカラオケ※(約3500バーツ/人)の流れが多かったです。
※カラオケといっても日本のカラオケとは違います。キャバクラにカラオケがくっついたみたいな感じですかね。
人によっては上の写真のようなゴーゴーバーや大人のマッサージ屋さん、お風呂屋さんを所望される方々もいますが、あんま詳しく書くとまずいのかな、これ。
とにかくそっち系のお店もめちゃ安いです。日本の値段の二分の一~三分の一くらいかな。
相場を忘れそうになったらるろ剣主題歌、川本真琴~シャムシェイドって覚えてね!
『割高なものもあるので注意』
ただし、割高なものもあります。基本的に日本のものは割高です。
フジスーパーっていうバンコク在住の日本人の間では有名な日本食スーパーがあって、そこで納豆やカップラーメン、お菓子など、日本で売っているものと同じ製品が買えるんですね。
でも日本のスーパーで買う値段の2~3倍くらいの値段です。「納豆88円か~」なんて思ったら88バーツ(300円くらい)!
タイの食材や飲み物は安いんですけどねぇ。
外食するにしても日本食や洋食は日本と同じくらいの値段か、ちょっと高めです。
あと、ブランド品、電化製品、ゴルフ用品も安くないです。日本と変わらなか、ちょっと高いくらいじゃないかな。
海外駐在員は仕事ヒマ(な人もいるらしい)
そんな人もいるらしいです。うらやましい。
取引先さんの話を聞くと、朝8時に家を出て、仕事終わって何もなければ家に帰ってくるのは6時くらいって人もいました。
マジか。
海外駐在位はほぼ家事をしなくていい
サービスアパートもしくは独自にメイドを雇えば、掃除しなくてOKです。
メイドサービスの内容によっては掃除の他に洗濯もしてくれるとこもあるみたいです。でもご飯作ってくれるとこは聞いたことないですね。
駐在員の奥さんが帰国間際になると「日本に帰りたくない!」って言い出すことが結構あるらしいですが、まぁそうなるよね。
技術(サービス)が普及している
わかりずらい見出しになってしまった。タイでもUberとかUber Eatsみたいな『タクシー配車アプリ』、『ご飯の宅配サービスアプリ』が普及してますよってことです。
タイでは配車アプリは『Grab』、宅配は『フードパンダ』が強いかな。
Grab使えばタクシー、バイタクでぼったくられる心配ないし、いくらくらいかかるか事前にわかるのもいいですね。
駐在員の奥様はメイドを雇って、フードパンダも使えば家事の一切をやらなくてもOKというneatなNEETのできあがり。
意外に治安が良い(スクンビットのアソーク、プロンポン、トンロー地区)
夜中の2時とかに出歩いてても身の危険を感じることがなかったです。
ただこれはスクンビットのアソーク、プロンポン、トンロー地区だからかもしれません。
もちろん油断はするべきではないとは思いますが、過剰に心配しすぎてストレスを感じる必要もないと思います。
日本語が通じる病院がある
バンコクにあるいくつかの病院では日本語が通じます。私はサミティベート病院を使っていました。日本人専用窓口もあります。
サミティベート病院についての記事を書いてみました↓
健康診断でしか行ったことなかったですが、全部日本語でぶっ通しても、なにも問題なかったです。
夜も土日もやってるのも嬉しいところ。
あと、会社によるとは思いますが、保険適用で病院代はタダでした。
注意点として歯医者は保険適用外のことが多いので、結構な金額取られます。
歯磨きは大事です!
海外駐在員は良い、でもこんな現実もある
これは私の場合です。仕事がなかなかハードな人もいるわけです。
業務量はんぱなくて長時間労働(法律もないよ)
朝は6時に家を出て、仕事終わって帰ってくるのは23~24時付近。
海外なので36協定なんてものはなく(日本でも怪しいけど・・・)何時間でも残業・休日出勤可能です。
ノートパソコンとスマホが会社から支給されるんで家だろうが、どこがろうと24時間いつでも仕事できます。できちゃうんです!
え?お前の生産性が悪いだけだって?・・・うわぁぁああ!やめてくれー! まぁ、でも、あれだね、うん、そうとも言うかもしれなくもなくなくないかもね。
残業代?んなもん出ないよ
日本ではただのペーペー平社員ですが、海外に出向すると現地では管理職扱いなんですね。
そうなると裁量労働制(ってことなのかな?)で残業代が出ないんですね。
給料は完全固定。残業0でも100時間でも同じ給料です。
休みとかねぇから(付き合い)
あくまで私の場合ですが、有給なんてものはありません。
会社の制度としては存在するようですが、まず取れることはないです。
そして土日だとしても付き合いのゴルフ、飲みがあるんですねぇ~。
そしてノートパソコンとスマホがあるので仕事もできちゃうんですねぇ~。
もちろんゆったり楽しめてる方もいます
連休に有給つけて長期にしてプーケット、ピピ島などのリゾートに行ったり、カンボジアなどの近隣諸国へ旅行へいったりしてる人もいます。
バンコクからだと日本から行くより近いので料金も安く行けますからね。
チケットもバンコクのHIS行けば、その辺の日本人より日本語できるタイ人スタッフさんが対応してくれます。マジ日本人かと思うくらい日本語うまかった!
まとめると『タイ駐在の生活面は最高、仕事面は会社による』
生活面は最高です。日本より断然快適に暮らしてました。
もちろん気になる点もいくつかはあります(道歩いてるとなんか臭い、バリアフリーのかけらもない道路、渋滞など)
でも、それ以上に快適です。プチ富豪気分が味わえます。
仕事がきついとか、付き合いが多いとかは会社や担当する業務によるので一概にどうとは言えません。
ヒマそうな人も結構いたので、その人は駐在生活を謳歌してるんだろうなぁ。
タイへの出向を言い渡されて生活面で不安を感じている方、少しは希望が出てきたんじゃないでしょうか!?
せっかく赴任するなら楽しめるとこは楽しんじゃいましょう!
関連記事① :実際に海外赴任してみて「これ日本から持ってきた方が良いよな~」って物をまとめてみました。
関連記事②:赴任する前に書いたものです。駐在員のお給料について、いくらくらいもらえたの?って話。